聖書に顕わされたイエス・キリストの御姿を通して、正しさを求める高潔な心と、他者を思いやる豊かな眼差しを養っていくことがキリスト教教育の目的です。本校では各学年週4時間の聖書の授業や毎週土曜日の礼拝プログラム、また1学期1回の祈祷週、クリスマス会など種々の行事を通して、情操豊かで正しい判断力を持つ健全な人格の育成を図っています。本校の教職員は外国人教員を含めてほとんどがクリスチャンです。
「外国語教育の最も適切な開始時期は小学校低学年」という考え方に基づいて1年生から 独自のカリキュラムによる英語教育を採り入れています。 1年生では、外国人教員による授業が毎週3回行われており、学級担任により構成された委員会が継続的に授業内容の企画や教材作成を行なっています。英語教育では、外国語の運用能力を養うことを通して異なる文化を理解し、国際性を培うことを目的にしています。
身の回りの整理整頓や校舎やキャンパスの清掃作業に留まらず、学校周辺の花壇の手入れをしたり、河川敷への植樹活動に参加するなど地域環境整備にも継続的に取り組んでいます。 三原市大和町にある系列中学高等学校の学校農園での「芋掘り」は、毎年恒例の農業体験学習の機会となっています。
基礎的な言語運用能力や数理運用能力を身につけることは小学校教育の大切な目標です。 小学校では、毎学期はじめに全校児童を対象に計算力テスト、漢字力テストを実施するなど、 基礎力の充実に務めています。同時に、社会との多様な触れ合いの機会を設けて実際に活動を 体験する事で視野を広げる指導を行なっています。また校内でも1年生から6年生までの縦割りグループによるファミリー活動を通して異なる年齢の者同士が協力して活動する場を設けています。
人が社会生活を営んでゆくうえでは、自分の考えを明確に伝えたり、自分らしさを上手に表現してゆくことが大切です。 音楽や図工の授業で培った感性を活かして人前で歌や演奏を披露したり作品を製作するなど、人前で自らを表現する機会を多く設けています。毎朝全校一斉に行われる「10分間読書」も、言語による多様な表現のしかたに触れることで、考えを深め、自分の思いを正確に人に伝える訓練となります。
健康の基礎と習慣は成長期までに作られます。規則正しい生活習慣や運動習慣、食習慣は一朝一夕では身につきません。昼食にはお弁当を持参して頂きますが、希望者には穀菜食を基調とした弁当給食と飲み物を提供しています。また、休み時間には屋外で運動することを推奨したり、水泳教室やスキー学習を通してスポーツの楽しさを体験できるように工夫しています。